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【新コンサートマスター&コンポーザー・イン・レジデンス就任のお知らせ】

2022年 11月 29日

2023年度より、新コンサートマスターに、ヘンリック・ホッホシルト氏と髙木凜々子氏が就任いたします。現コンサートマスター執行恒宏との3人体制とし、より多彩で充実したパシフィックフィルハーモニア東京を目指してまいります。
また、当楽団のさらなる発展のため、作曲家 西村朗氏が2023年4月に当楽団パシフィックフィルハーモニア東京コンポーザー・イン・レジデンスに就任いたします。

特別首席コンサートマスターヘンリック・ホッホシルト 

Henrik Hochschild, Violine, Konzertmeister im Gewandhausorchester Leipzig © Gert Mothes

1990年よりライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団コンサートマスター。
K.ヘルテルにヴァイオリン、G.ボッセに室内楽、G.ノイベルトに作曲、V.ローデに指揮を学ぶ。
93年から2003年までゲヴァントハウス・オクテットの創設メンバーとして国内外で演奏活動を行う。後進の指導に熱心で、ドイツ国際オーケストラアカデミー(IJOA)講師に始まり、02年よりライプツィヒ音楽大学に勤め、10年に名誉教授に就任。ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団、シュレスヴィヒ-ホルシュタイン音楽祭管弦楽団等で講師を務め、19年からはジャカルタ・インドネシアのアマデウス交響楽団にて芸術顧問を務める。アフィニス夏の音楽祭には2005年から参加。アフィニス夏の音楽祭2022Nagaoka(8/21~28 新潟県長岡市)に参加。

ソロコンサートマスター/髙木凜々子

3歳よりヴァイオリンを始める。東京藝術大学在学中にブダペストで行われたバルトーク国際コンクールで第2位及び特別賞を受賞し国内外から注目を浴びる。その他シュロモ・ミンツ国際コンクール第3位、東京音楽コンクール第2位及び聴衆賞、日本音楽コンクール第3位及びE・ナカミチ賞など数々のコンクールで入賞。
東京ニューシティ管弦楽団の第133回定期演奏会でスタンコヴィッチのヴァイオリン協奏曲第2番を日本初演し好評を得る。これまでにソリストとして、東京ニューシティ管弦楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団、大阪交響楽団、ハンガリー国立交響楽団セゲド、ハンガリー・ソルノク市立交響楽団、アニマ・ムジケ室内管弦楽団など、国内外の数多くのオーケストラと共演。
各地でソロリサイタルに出演の他、YouTubeやテレビ、ラジオなどのメディア活動も積極的に行っている。
これまでに、星はるみ、篠崎功子、清水髙師各氏に師事。
東京藝術大学卒業、2010年度ヤマハ音楽奨学生。2018年度2021年度ローム音楽奨学生。
2020年CD「凜々子ブリランテ」2022年CD「リリコカンタービレ」をリリース。
使用楽器は株式会社黒澤楽器店より貸与のストラディヴァリウス「Lord Borwick」(1702年)

公式ウェブサイト https://www.ririkotakagi.com/

コンポーザー・イン・レジデンス/西村朗

大阪市に生まれる。東京芸術大学卒業。同大学院終了。

西洋の現代作曲技法を学ぶ一方で、在学中よりアジアの伝統音楽、宗教、美学、宇宙観等に強い関心を抱き、そこから導いたヘテロフォニーなどのコンセプトにより、今日まで多数の作品を発表。

日本音楽コンクール作曲部門第1位(1974)、エリザベート国際音楽コンクール作曲部門大賞(1977・ブリュッセル)、ルイジ・ダルッラピッコラ作曲賞(1977・ミラノ)、尾高賞(1988・1992・1993・2008・2011)、中島健蔵音楽賞(1990)、京都音楽賞[実践部門賞](1991)、日本現代芸術振興賞(1994)、エクソンモービル音楽賞(2001)、第3回別宮賞(2002)、第36回(2004年度)サントリー音楽賞、第47回毎日芸術賞(2005)等を受賞し、2013年紫綬褒章を授与される。この他に、02年度芸術祭大賞に「アルディッティSQプレイズ西村朗『西村朗作品集5』」が、05年度芸術祭優秀賞に「メタモルフォーシス・西村朗室内交響曲」が選ばれる。

1993~94年、オーケストラ・アンサンブル金沢、1994~97年、東京交響楽団の各コンポーザー・イン・レジデンス。2000年よりいずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督を務める他、2010年草津夏期国際フェスティヴァルの音楽監督に就任。2007年東京オペラシティ「コンポジアム2007」のテーマ作曲家となり、ピアノ、室内楽、管弦楽作品が演奏され、武満徹作曲賞の審査委員を務め話題となる。放送の分野でも活躍の場を広げ、2003年よりNHK-FM「現代の音楽」の解説を6年間、2009年よりNHK-Eテレ「N響アワー」の司会を3年間務める。また、2015年4月からは、再度NHK-FM「現代の音楽」の解説を務める。

近年海外においては、ウルティマ現代音楽祭(オスロ)、「ノルマンディの10月」音楽祭(ルーアン)、アルディッティ弦楽四重奏団、クロノス・カルテット、ELISION、ハノーヴァー現代音楽協会、ラジオ・フランス等から新作の委嘱を受ける他、ウィーン・モデルン音楽祭、「ワルシャワの秋」現代音楽祭、MUSICA・ストラスブール音楽祭、ブリスベイン音楽祭等において作品が演奏されている。この他、2009年ガウディアムス(アムステルダム)国際作曲コンクールの審査委員を務め、音楽週間において作品が演奏される。現在、東京音楽大学教授。