About this performance

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから2年を経てなお、犠牲者は増加の一途を辿っている。この暗いトンネルの出口、その先にある光を目指して歩みを進めるべく、ウクライナ支援コンサート“Ukrainian Music for Peace”が開催される。ウクライナで指揮を学びウクライナ・チェルニーヒウフィルで24年間常任指揮者を務める髙谷光信のもと、パシフィックフィルハーモニア東京がウクライナの魂に呼応する作品群とともに、ドヴォルザークが希望を込めた新世界への音楽を祈りとともに響かせる。


【募金のお願い】
コンサート当日、ウクライナ支援金箱を設置いたします。
お預かりする支援金は、一般社団法人 日本ウクライナ音楽協会を通じて、ウクライナ・チェルニヒウフィルハーモニー交響楽団とウクライナ・ハルキウ音楽院へ寄付されます。


【公演に寄せて】
皆様こんにちは、指揮者の高谷光信です。私はウクライナ国立キーウ音楽院指揮科を卒業後、ウクライナ・チェルニーヒウフィルハーモニー交響楽団で24年間指揮者として活動し、現在常任指揮者を務めております。しかし、戦争が始まって以来ウクライナへは行くことができず、日本からウクライナ音楽界への支援活動を続けております。この度、パシフィックフィルハーモニア東京によるウクライナ支援コンサート“Ukrainian Music for Peace”で初登壇となります。この機会をいただけましたこと大変嬉しく思います。
皆様ご存知の通り現在ウクライナはロシアによる侵攻を受けており、チェルニーヒウフィルの団員は散り散りとなっております。侵攻開始後、なんとか演奏活動を再開してはいるものの、ホールと戦地を行き来し、演奏会後は楽器を銃に持ち替えて戦っている団員もいます。
先日、音楽監督のN.スーカッチからビデオメッセージと共に楽団の練習を撮影した動画が送られてきました。チェロやトランペットは1人もおらず、コントラバス、ヴィオラも1人のみ。オーケストラとは言い難い疎らな編成で、F.スメタナのモルダウを演奏しておりました。私はその様子を見た時、胸が痛んだと同時に、ウクライナの現状は未だ悲惨であることを痛感しました。

今回のコンサートでは、パシフィックフィルハーモニア東京の皆様、ソプラノの髙谷公子さん、バス歌手のデニス・ビシュニャさんと共に、ウクライナの作品を中心に演奏いたします。
ウクライナを代表する作曲家M.ルイセンコをはじめ、スラヴの躍動と抒情を感じるウクライナの魂を是非皆様に感じていただければと思っています。
そして、少しでもウクライナに想いを馳せていただき、平和を願う想いが世界に発信できることを心から願っています。

是非多くの方のご来場をお待ちしております。

―――指揮者　髙谷光信


【チケット】
全席指定（消費税10%込）
S席7,000円　　A席5,500円　　B席4,500円
（対象割引）シニア、U25、ユニバーサル、団体割

■チケット発売
一般発売：7/26（金）10:00

■チケット取り扱い
パシフィックフィルハーモニア東京チケットデスク　03-6206-7356（平日10:00-18:00）
パシフィック・ネットチケット
東京オペラシティチケットセンター　TEL.03-5353-9999（10:00-18:00/月曜休）
https://www.operacity.jp/concert/ticket/ticketcenter.php
チケットぴあ Pコード：275-879
イープラス
https://eplus.jp/sf/detail/4138300001


主催・制作・お問い合わせ：パシフィックフィルハーモニア東京
03-6206-7356（平日10～18時） pacific@ppt.or.jp


*公演中止の場合を除き、キャンセル・払い戻しはできません。
*営利目的の転売は固くお断りいたします。
*未就学児のご入場はご遠慮ください。

• 協力：一般社団法人　日本ウクライナ音楽協会
• 後援：在日ウクライナ大使館